
快晴に恵まれた連休3日目、大勢の登山者が思い思いの目的地に向かって旭岳頂上へ。金庫岩付近

昨日の富良野岳に続き旭岳頂上に立ちました。

熊ヶ岳の向こうには黒岳、北鎮岳、凌雲岳などの表大雪が一望

後旭岳、白雲岳

裏旭は火山れきの崩れやすい急斜面でちょっと歩きづらい。

平年よりは小さい雪渓とは言ってもガスなどがかかった時には道迷いに注意です。

裏旭は遅い雪融けのためお花たちも今が見頃。 チシマクモマグサ

チングルマ、エゾツガザクラの群落


他の高山植物に紛れて見つけづらいヨコヤマリンドウ。濃い藍色の花冠はほとんど開かない。

熊ヶ岳の裾を登り間宮岳方面へ。裏旭のキャンプ場も見える

熊ヶ岳のカルデラ

間宮岳から中岳分岐の間はヨツバシオガマが多く見られる。濃い紅色が目に付きます。

花冠の外側とがくに白く密生した長毛が目立つイワブクロ

雄しべの先の赤い葯が各花弁に赤い斑点が付いているように見えるクモマユキノシタ

花弁が10個に見えるエゾイワツメクサ

ゴージャスに見えるヨツバシオガマ

お鉢平、北鎮岳、凌雲岳

中岳分岐から中岳温泉への稜線上はイワブクロが満開

中岳温泉では足湯を楽しむ登山者でいっぱい

スノーブリッジとエゾノリュウキンカ

咲き出したばかりのウコンウツギ


エゾオヤマリンドウが咲き出しました。

日に日に秋の景色に染まっていく旭平。噴気孔から噴き出す水蒸気も一段と白さを増してきたようです。

化雲岳方面の山肌が草紅葉でしょうか、黄色く染まり始めてきています。

夏休みを利用され初めての大雪山登山に挑戦、あいにく頂上からは素晴らしい展望は望めませんでしたが、時折雲の切れ間から見え隠れする光景に感動されていました。

裏旭の野営場越しに見える熊ヶ岳

ヨコヤマリンドウ、花が枯れても凛とした姿を見せてくれます。

ミヤマリンドウはいつまでも元気です。

間宮岳を過ぎたころからお鉢が見えだし中岳分岐につく頃には全景を見せてくれました。黒岳方面

外輪山の外側ではウラシマツツジが色づき始め紅いビロードのような光沢が広がってきました。


楽しみにされていた中岳温泉での足湯

裾合平ではどこまでも続くチングルマの綿毛の大群落が圧巻でした。



エゾオヤマリンドウが真っ盛り

白花の個体

中岳温泉周辺ではやっとエゾノリュウキンカが満開です。

旭岳姿見の池周辺ではキバナシャクナゲはじめカラフトイソツツジ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、チングルマが雪の消えたお花畑からどんどん咲き出して来ました。


日曜日とあって頂上は大賑わい。

裏旭への登山道脇ではキバナシャクナゲがピークを迎えています。

裏旭の大雪渓

九州、四国、中国地方からのツアー客もシャーベット状の雪を要領よく下っていきます。

今年はキバナシャクナゲがとても多く目に付きます。 裏旭野営場周辺

大雪の広大なお花畑に感動しきり

お鉢越しに黒岳

裾合平はまだまだ雪に覆われています。

足湯も大にぎわい

この夏から携帯トイレブース(テント式)がお目見え


中岳温泉側の裾合平、雪の状況

まだ一週間は先でしょうか。

姿見駅前、グラデーションで飾られた見事なウラジロナナカマド

姿見園地は今が見頃

旭岳中腹から十勝連峰方面


道内の仕事関係の山仲間。頂上はあいにくの天気でしたが紅葉の進んだ景色には感動

裏旭にはまだ大きな雪渓が残ります

白雲岳の山肌が燃えているような濃い赤色を見せてくれるウラジロナナカマドやウラシマツツジ

高根ヶ原

北海岳方向のお鉢

中岳分岐から中岳温泉への尾根状に沿って帯状に延びるウラジロナナカマドのグラデーションが美しい

陽が当たると更に美しいワインレッドカラーのウラジロナナカマド

中岳温泉では冷えた体、とまではいきませんが足湯に浸りました。

中岳温泉を背に

裾合平のチングルマもウラジロナナカマドに負けじと美しく色づいています。後ろは大塚、小塚

今年の紅葉前線は少し早めに来ているようです。途中では短い間ですが雪がちらちらと舞い、冷たい風と肌寒い一日でした。
登山を計画の方は防寒・防水の準備を十分にされてください。

姿見園地のチングルマも綿毛が賑わう時期になってきました

姿見の池には旭岳の姿は映らず噴気が映る状態

福岡からのリピーターのご夫婦。頂上では雲の切れ間から表大雪の山々が見え隠れしていましたが、広大な大雪を実感できたようでした。


裏旭への下りでは急斜面の砂礫帯と雪渓には多少お疲れ気味

裏旭のお花たちは今が盛り


ヨコヤマリンドウ

振り返って雪渓の大きさに感動

チシマクモマグサ、エゾイワツメクサ、クモマユキノシタ

北鎮岳への縦走路とお鉢カルデラ

中岳温泉では足湯を楽しみました

かなり大きな個体でした。背中のこぶが大きさを物語っています。

このコースは特にヒグマの目撃、痕跡が多く登山時にはクマ除けの準備をお忘れなく

裾合平のチングルマ群落は綿毛に変わりました

約20㎝はあるヒグマの前足

白鳥雪渓も形が崩れてきました


早くもエゾオヤマリンドウが秋の気配を感じさせます


登山口出発の際には雲がかかって見えなかった旭岳でしたが頂上ではご覧の通りの絶景が広がっていました。東京から参加いただいたご夫婦、期待がもてそうな山歩きになりそうです。

眼下には中岳温泉から裾合平にかけてまだ残雪が一部確認できます。右からピラミッドの北鎮岳。比布、永山、愛別岳方面

裏旭の大雪渓、ザクザクの雪をかかとで強く押しながら降りて行きます。(アイゼンは必要ありません。)

登山道が現れるのは8月に入ってから

熊ヶ岳南斜面にはチングルマ、エゾノツガザクラが満開。後方は白雲岳

間宮岳から中岳分岐の沿道にはクモマユキノシタ、チシマクモマグサ、ヨツバシオガマ、ミヤマキンバイ、メアカンキンバイなどが咲き誇っていました。


ここのヨツバシオガマは色が濃く背丈も低い

お鉢平の周りには黒岳、凌雲岳、北海岳など広大な景色に大雪山の大きさを実感

イワギキョウ

イワヒゲ

イワブクロ、後方は比布岳

中岳温泉では登山者が足湯を浸かっている姿が見えてきました。奥に広がる雪原は裾合平

足湯にご満悦のお二人


正面に旭岳を見ながらのお花見、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、エゾコザクラ

一面、チングルマの群落


白鳥の雪形もしっかりと確認できるようになりました。

姿見園地に到着すると、雄大な旭岳の姿が迎えてくれました。

おまけに満開のお花畑越しの旭岳