久々のお天気に恵まれた旭岳、ラッセルを覚悟して来てみるとすでにトレースが旭岳頂上へ向かって付けられていました。 暗いうちから歩いて登られた方に ”感謝”
6合目付近からトムラウシ山、十勝連峰
山仲間のみなさん、今日は感動の一日になりそうです。
8合目付近から望む
東大雪の山並みとトムラウシ山周辺
穏やかな頂上でした。すばらしい景色に感動
頂上でのお昼は大雪の絶景を楽しみながら
白雲岳、赤岳、烏帽子岳、黒岳と一望
金庫岩から地獄谷
標高1100m、アカエゾマツの原生林が広がるカモ沼ワサビ沼エリアから望む旭岳
眩しいくらいの深い雪面を歩いていると時折、アカエゾマツの枝葉に載った雪がシャワーのように降りそそぎ心地よく感じられます。
ワサビ沼側の池塘群では真っ新な雪面にキラキラと光る雪の結晶と、どこまでも広がる大雪山ブルーとのコントラストは絶景。
この時期になるとワサビ沼ではアカエゾマツの姿と谷内坊主に載った雪の造形が鏡状態の水面に映り際立った景色を演出しています。
旭岳上空は雲一つない青空、立ち昇る噴気が柱のようにまっすぐ。
まだ厚い氷と雪に閉ざされた姿見の池を体験歩行、展望台の周りには割と大きなシュカブラが見られました。
厳冬期、数日あるかないかのラッキーな日に来られた今春、卒業される学生さん。素晴らしい記念旅行となりました。
帰路、忠別湖付近から望む旭岳。
外気温-16℃、風速7m 低い気温のため顔に当たる風が非常に痛く感じます。第一展望台のまわりに出来たシュカブラは昨日の風の強さを物語っています。
好天に恵まれ皆さんのテンションも上がりっぱなし。
姿見駅の窓ガラス越しにフロストフラワー(霜の花)と旭岳
ゴンドラから見下ろすと針葉樹林帯(アカエゾマツ)とダケカンバ帯の植生がはっきり
強風の中山頂へ 和寒山々頂に立つ反射板
山頂は強風でしたが、少し下れば快適なオープンバーンが待ってます。
オープンバーンを快適に滑ります。
外気温-16℃、風速6m、積雪約2m 年が明けてから初めて旭岳全景が見られました。青と白の鮮やかなコントラストは眼に焼き付くほどのインパクトがあります。
例年の入込と比較するととても寂しい幕開けですが、訪れていただいたゲストには大変贅沢な時を過ごしていただきました。
姿見の池展望台に建つ愛の鐘には海老の尻尾状の雪が吹き付けられながら登山者の安全を見守ってくれています。
標柱には北西からの季節風によって雪が吹き付けられ海老の尻尾が風に向かって発達していく姿が分かります。
噴気孔群の前には新しくなった説明の立て看板
山頂稜線がくっきりと見せてくれました。
斜面をラッセルすると雪玉の赤ちゃんがいくつも生まれ下に転がっていく姿には思わず カワ(・∀・)イイ!!
噴気孔から水蒸気がモクモクと立ち昇る姿はパワースポットにもなっています。
姿見の池展望台に建つ旭岳避難小屋の出入り口を雪かきしてくれているAtsushi Asahidakeさん。旭岳に年間100回は登られ「今」の旭岳情報をインスタグラム、フェイスブックで発信されています。「大雪山山守隊」隊員でもあり山守隊へのサポートも多くいただいています。
本当にありがとうございます。
大雪山倶楽部では旭岳周辺、十勝岳温泉周辺、白金・美瑛方面のスノーシューハイキングがスタートしました。