2022.06.14~15 ニペソツ山 2013m
- 2022年06月19日
- ニペソツ山幌加コース, 大雪山 冬(スノーシューハイキング)











大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
忠別湖からの旭岳。今年の雪解けはかなり早く進んでいます。
平日にもかかわらず登山者やツアー客が目立ち始めました。
姿見駅前の木道はすっかり雪が消えています。
2021.6.13撮影の姿見駅前。看板の丸太の頭がやっと見えだしていました。
第一展望台から
すり鉢池
夫婦池の小尾根にはメアカンキンバイ、ミネズオウ、エゾノツガザクラ、キバナシャクナゲ(満開)が咲きだしています。
夫婦池
第四展望台を過ぎた山手には高山帯に咲くキバナシャクナゲの群生が目立ちだしました。
トムラウシ山方面。山肌が現れ始めています。
第五展望台。山頂までの登山道はほとんど雪が消えたように見えます。
高山に咲く高嶺桜は今が満開
湧駒別園地の湿原ではミズバショウ、エゾノリュウキンカが満開
春の妖精たちが今年も鮮やかなピンクの花弁に陽を受け反り返った姿を見せてくれました。
ナニワズ。光沢のある濃い緑の葉に真っ黄色の花が映えとても新鮮な光景です。
美人の妖精たちが揃って踊っているようにも見えとても眩しく見えます。
長い茎が特徴のアズマイチゲ
パラボラアンテナを広げて虫たちを誘うフクジュソウ
群落を作ることの多いエゾエンゴサク
シロバナエゾエンゴサク
光沢のある緑の葉に血管のような葉脈が目立つオオウバユリ
キクザキイチゲは咲き始め
●稜線からピピの路へはまだこれから楽しめそうです。
雲一つない天候の旭岳
姿見駅付近は積雪2.5mとまだ雪深い。
今回も好天に恵まれた常連さん。お仲間を連れてきていただきました。
視界も良く遠く十勝連峰、夕張山地、増毛山地が遠望
湿雪の新雪を踏みしめながら山頂を目指します。
9合目の巨岩に張り付いた見事なエビの尻尾
山頂まじか多くの登山者がクラストした急斜面を慎重に登っていきます。
後ろには忠別岳、トムラウシ山、十勝連峰などの白い峰々が連なる大パノラマが一気に広がってきました。
旭岳山頂からの展望に大満足の皆さん
黒岳方面の山々もくっきりと展望
赤岳、白雲岳方面
十勝岳温泉口からD尾根、突き当りが上ホロカメットク山
安政火口(旧噴火口)核心部から眺める上ホロカメットク山。この上ホロエリアには冬季積雪期には登攀ルートとしてクライマーが訪れます。
三段山頂上直下の崖尾根に聳える夫婦岩
安政火口から眺める八ツ手岩、天を突き刺すような姿に圧倒されます。
深くえぐれた沢地形の壁には強風で削られたシュカブラのような紋様が見られます。
春休みを利用してご家族で冬の十勝連峰へ、細かいパウダーの新雪をスノーシューハイキング。 十勝岳温泉(凌雲閣裏)からの安政火口周辺
崖尾根とD尾根に囲まれた荒々しい景色を眺めながら向かいます。
薄曇りながら穏やかな日差しも感じられます。上ホロ、八ッ手岩、化物岩がはっきりと望めます。
安政火口周辺を源頭とするヌッカクシ富良野川を少し下ると3か所ある滝のうち法華ノ滝へ
30mほどの落差があり厳冬期には近づくことができます。
すばらしい青空に迎えられた2日目は三段山へ。左前方が山頂
ダケカンバ三姉妹から旭岳方面を遠望
二段目を超えた雪原から見た富良野岳、左奥山頂、右手前北尾根、奥ジャイアント尾根
前十勝岳からモクモクと吹き上げる噴煙、右奥のピラミッドが十勝岳
三段山山頂
昨日の安政火口を眼下に富良野岳を望む。
上ホロカメットク山、上富良野岳、三峰山から富良野岳へと続く主稜線
高曇り、外気温0℃、無風、新雪10㎝。日曜日とあって駐車場はほぼ満車状態。
二段目に来ると展望が開け、十勝岳、富良野岳、三段山、前十勝そして主峰旭岳を筆頭に表大雪の峰々が空の青と対照的に輝いて見せてくれます。
十勝岳と前十勝
頂上稜線からは南方向にはどっしりと構える富良野岳。眼下には安政火口の荒々しい姿と上ホロカメットク山、八ッ手岩、化物岩が安政火口を囲んでいる。
春休みを利用して雪山に挑戦、素晴らしい天気に恵まれ忘れられない思い出の一日となりました。
十勝岳を背に三段山頂上
自分も加えていただきました。上ホロカメットク山と富良野岳へ通じる縦走路
三国峠からニペソツ山とウペペサンケ山
糠平湖の入口で迎えてくれたキノコ氷
糠平湖の中ほどから見えてきた、ニペソツ山
ニペソツ山とのツーショットはお似合い
さらにウペペサンケ山が加わります。
●3月13日をもって糠平湖への立ち入りは禁止となりますのでご注意ください。
今日の旭岳は予報通りの強風、あれだけの雪煙はめったにありません。
姿見駅周辺で35m/s、頂上では4・50m/sくらいはいってそうです。
旭岳ロープウエイ山麓駅(標高1100m)周辺の樹林帯はほとんど風を感じないくらいの天気です。
新雪のパウダーを楽しみながらのスノーシューハイク
学生時代の仲間との思い出作りに大雪山へ
旭岳の頭が見えるポイントで
雪の中を漕いで歩く初めての体験です。
凍結した糠平湖では冬の名物ワカサギ釣りと氷上ハイクでタウシュベツ川橋梁に訪れる人たちが絶え間ない。水位が下がっている今は凍結した氷が岩や伐採された樹木の根に乗っかりキノコ岩と呼ばれる現象がみられるのもこの時期です。
直線距離で片道2km,1時間30分の氷上ハイク、今日はツボ足での歩き、吹きっさらしの向かい風は結構きついがタウシュベツ川橋梁が遠望できるポイントからは足取りが軽い。
近づくにつれ雪原に浮かび上がって見えるタウシュベツ
東大雪の山並みが背景に、名峰ニペソツ山が天気が良ければ見せてくれます。
老巧化が進みいつ崩壊してもおかしくないその姿は痛々しいまでに傷跡が目に付くようになってきました。
今年は例年になく橋梁の現れ方が遅いということです。3月上旬頃までが氷上ハイクの限界だそうです。
5月10日以降からは春のタウシュベツ川橋梁ツアーが始まります。1年のうちでも限られた期間の今しか見られない「幻の遺跡」に出会いに来ませんか。